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電動化時代の3つの課題とは?

私は主に製造業の経営者さまに対して業績アップをお手伝いするコンサルをしています。2018年も残すところ後9日となり、来年の目標を立てる時期となりました。 

【 質問 】
水木さんは電動化時代をどのように先読みしていますか?

このようなご質問を頂くことが多々ありますので、主に製造業の経営者さまが持つ必要のある「電動化時代の3つの課題」を書き綴っていきたいと思います。

製造業の経営者さまはこれから迎える電動化時代期待と不安が入り混じっているように思えます。いい意味ではビジネスを一気に拡大するチャンスですが、ともすれば自社の自然淘汰も避けられません。

2017年10月の情報で少し古いですが、電動化時代のクルマについて分かりやすくまとめられた動画も合わせてご覧ください。

課題1:市場ルールのパラダイムシフト

欧州市場(EU)は2018年10月9日 ルクセンブルクで次の事を発表した。

「EU域内で販売される乗用車のCO2排出量2030年までに21年の目標と比べ37.5%削減する

これに対し、欧州自動車メーカのVolkswagenのHerbert Diez(ハーバート・ディエス)CEOは次のようにコメントした。

「2030年に販売車両の4割以上をEVにする必要があり、現行の計画では不十分。EV工場への転換電池工場の増強が必要である」

しかし内燃機関からEVへの転換は部品点数の簡素化により雇用に打撃を与えるリスクがある。主にエンジン,トランスミッション等の関連製造業は、既存技術の応用および電動部品に転換するパラダイムシフトの波に今後10年間で早急に対応していく必要がある。

自動車産業は高品質で高度な技術が要求されるため、ある意味では寡占事業だったが、電動化により掃除機メーカーのダイソンまでも参入しようとしてきている。掃除機で培ったモータ技術を活かせるからだろう。

市場ルールのパラダイムシフトが変われば、寡占事業だった勢力図が大幅に書き換えられてしまう事は想像に難くない。

課題2:さらなる高い安全性能の要求

電動化に伴い、自動運転技術の発展が目覚ましい。自動車はパソコンと違い約2トンの鉄の塊だ。動かなくなったので再起動という訳にはいかない。より高い安全性能が要求されていくだろう。

自動運転技術にはAI(人工知能)の革新が欠かせない。米NVIDIA(エヌビディア)のJensen Huang(ジェンスン フアン)CEOは次のように述べている。

安全が最も重要であり、そのための技術を”発明”する必要がある」

現在、下町ロケットという人気ドラマの中で無人農業車両がテーマになっているが、2018年9月にヤマハが畑などのオフロードを無人で走行する農業用車両NVIDIAのAI技術を生かす発表があった。

 一方、スウェーデンの乗用車大手ボルボカーズも2018年10月にNVIDIAのAIを車載コンピューターに搭載すると発表があった。

今までAI(人工知能)はブームはあるものの、いつの間にか消失していった過去はある。それはAIの安全性に対する信頼が十分に得られていなかったからだと思う。

AIの判断が、自分の判断と同じ以上のものでなければ、不信が生まれるのは避けて通れない。

それを解消するために、英ジャガーランドローバーは2018年8月に「アイポッド(Eye Pod)」という自動運転車両を開発したと発表があった。


(写真:ジャガーランドローバー)

AIが人の存在を認識しているということを、アイポッドに装着された大きな「目」を使ってアイコンタクトを試みるため、63%の歩行者の不安が解消されたという。

AIの判断が、人の持つ五感覚に瞬時に共有することができれば、AIに対する信頼性が飛躍的に向上することを示した興味深い実例だ。

課題3:先進技術のスピーディーな具現化

市場ルールのパラダイムシフト、お客様からの高い安全性能の要求とそれに応えるべく革新中のAI技術の台頭。モノづくりの先進技術のスピーディーな具現化は直近の大きなテーマとなる。

先進技術の開発に加え、安心・安全の付加価値の提供し、いかに最短にナンバーワン・オンリーワンのInitiative(イニシアティブ)つかみ取るかが製造業の経営者さまに求められる1つの課題だと思う。

同じことを何度も言っているので恐縮だが、私はこう提示する。

「自社の強みを様々な観点で深掘りし、他の技術と組み合わせる”創発性”をもっと社内の従業員と共有し、さらに促進するべきだ」

その技術開発・組織体制の強靭さが抜本的な改革に必要になってくるだろう。

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活心中小企業コンサルティング事務所

代表取締役
エグゼクティブ コンサルタント

水木 一晴(みずき かずはる)

1999年 東京工業大学大学院 総合理工学研究科 卒業。

一部上場の製造業に20年間エンジニアとして働き、設計、製造、営業、市場品質と幅広く経験。

この経験を活かし、中小企業の業績アップをはじめ、二代目・若手経営者の育成や従業員のモチベーションのサポートに力を発揮。

10年間で100社以上延べ1000回以上実践のコンサル経験も豊富で、業績アップにつながり、実践的ですぐに使える知識・智慧が身につくと言われている。

趣味はゴルフ、マラソンと体育会系だが、月に10冊以上の本、雑誌、専門誌を読む読書家でもある。

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